ここ数回に渡って解説する基礎知識は、
理解していることにこしたことはないですが、
正直、知らない・わからない状態でも、
「ツール」を使いこなすことはできます。
例えるなら、スマートフォンを
「使うスキル」と「製造する知識」は全く別物だということです。
なので、
知識的探求心がある方のみ読み進めて、
「そういう難しい仕組みとか用語は苦手なんだ」
という方はこの基礎知識編シリーズは読み飛ばしてOKです。
<Twitter側との永遠の闘い、“自動化”、その1>
さて前回(https://life-timers.jp/twitter-t-god2-f4/)で、
①Twitterは、他システムとの連携を望んで「API」を開放していること
②その反面、Twitter側は「自動化」は望んでいない
ことをご紹介しました。
Twitter側は「自動化」は望んでいない、とはどういうことなのでしょう?
Twitter側は個人アカウントには、
いわゆる「商用利用」を禁止する規程を設けています。
公式に広告料を支払う商用アカウントにのみ、ビジネスを許可しています。
つまり、
広告料も払わない個人アカウントに、勝手にTwitter上でビジネスをさせたくない!
ということです。
しかし、
個人アカウントのつぶやきが、
プライベートなものか、ビジネスなものかの基準って何でしょう?
今、私たちが把握しているTwitter側が「ビジネス利用だと疑ってくる」状態は、
自動化システム等を使い、
URL等を他のTwitter個人アカウントに、
大量の送りつけるスパム行為を行っている。
とみなされるような状態です。
このような状態とTwitter側から烙印を押されると、
そのTwitterアカウントがロックされたり、凍結されたりします。
やや疑わしいだけで、簡単にロックされます。
このロックは、メール認証やSMS認証、電話番号認証などで
解除が可能なので比較的頻繁に行われます。
また私たち、「ツール」の使い手の仲間内で「ロック祭り」と呼んでいる
Twitter側での規制強化期間も定期的にやってきます。
私たちの手法が、
大量のTwitterアカウントを使うことから、
その大量のアカウント全てに個別のメールアドレスや電話番号を準備することは不可能です。
従って、ほぼすべての大量作成Twitterアカウントは、
常にロックや凍結の危機にさらされており、
私たちはロックや凍結されることを「アカウントが死んだ」と表現します。
大量作成アカウントは、この死亡が前提の使い捨てであることを忘れてはなりません。
ただし、不安症の方にお伝えしておくと、
このTwitter側の「個人アカウントの商用利用禁止規程」には、法的拘束力はなく、
Twitter上でのみ有効なものです。
従って、アカウントのロックや凍結のリスクはありますが、
法的・経済的な罰則を課せられることはありません。
では、Twitter側の“自動化”規制に対して、
「ツール」の使い手である私たちはどのように対抗できるのでしょうか?
次回につづく