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ターゲットを選定する際に世代背景を考慮する

マーケティングにおいて、
ターゲティングが非常に重要であることは今更言うまでもありませんし、
あなたにも異論はないと思います。

とはいえ、
ビジネスにおいて、
このターゲティング(ターゲット設定、ターゲット選定)が広すぎたり、
ピントがボケていることが多々あるのも事実です。

最も基本的でわかりやすいターゲット選びに
「年齢」と「性別」があります。

あなたがダイエット分野のビジネスをしていると想像した場合、
「20代女性」には「やせて綺麗になる」訴求をするでしょうし、
「50代男性」には「健康でいつまでも現役でいよう」訴求をするかもしれません。
このように「年齢」と「性別」だけでも、
全く異なるマーケティング・ターゲットであることは明らかです。

このような基本的なターゲティング項目を考える際に、
ぜひ考慮に入れておかれると効果的なのが、
「世代」というものです。

不思議なもので同じ「世代」の人々は、
似た価値観を持つ傾向にあります。

同じ境遇を生きてきたことがそうさせるのでしょう。

特に、
コピーライティングの際には、
この「世代」背景を踏まえた語りかけがかなり効果的です。

そのためにも、
簡単ではありますが、
「世代」の整理をしてみましょう。

【団塊の世代】1947~49年生まれ
戦後のベビーブーム世代。
大学進学した人は、学生運動が最も盛んな時期に相当する。
高度経済成長の真っただ中に社会人となり、バブル経済期の頃は40歳前後の働き盛りで、日本の「右肩上がり」を実感した。

世代人口が多いため、雇用や消費への影響も大きく、個人資産の大半はこの世代以上の人が持っている。
少子化が進む中で、団塊の世代が70歳代中盤に突入し、医療費など社会保障コストの一段の増大が懸念されている。

【新人類】1960年代生まれ
大学生になる頃には、学生運動はすっかり下火となり、政治的な熱が冷めた世代。
高度経済成長期と子ども時代が重なるため、戦中世代や戦後のモノ不足を知る世代からは、「忍耐力がない」「甘えている」「常識が通じない」と揶揄(やゆ)された。
その新人類も50~60代となり、ゆとり世代を「最近の若者は忍耐力がない」と嘆く。

【バブル世代】1965~69年頃生まれ
日本がバブル景気に沸いた企業の大量採用期に社会人となる。
「24時間戦えますか?」と高らかに歌う栄養ドリンク剤のテレビコマーシャルが大ヒット。
長時間労働に疑問を持たず、接待会食、接待ゴルフ、接待麻雀など、勤務時間外も仕事の付き合いで縛られるのが当たり前のこととして受け入れられていた。

1986年に男女雇用機会均等法が施行。
高校・短大を出て就職し、寿退社するのが一般的だった女性のライフコースに、4年生大学を出て男性と同じように働く選択肢が加わるようになった。

【就職氷河期世代】1971~82年頃生まれ
バブル経済がはじけ、長期の景気後退局面へ突入。企業が求人を絞ったために正規社員として就職できず、契約や派遣などの非正規の仕事しか得られなかった人も多かった。
運よく正社員として就職できた人も、入社早々から業績悪化、経費削減、リストラの波にもまれたために、危機意識が強い。
非正規社員として低賃金のまま30代後半~40代後半となったこの世代が社会的に孤立していることを問題視されている。

【団塊ジュニア世代】1971~74年頃生まれ
「団塊の世代」の子ども世代にあたり、第二次ベビーブーム。就職氷河期世代と重なる。

【ゆとり世代】1987~2004年生まれ
授業時間数の削減など「詰め込み教育からゆとり教育へ」の転換がはかられた時代に学齢期を過ごした。
深夜まで働いて残業代を稼ぐよりも、ワークライフバランスを重視。
「飲みに行くぞ」の誘いをきっぱり断り、上司をがっかりさせることもある。
「ブランドのバッグがほしい」「カッコイイ車に乗りたい」など、バブル世代が縛られている物欲から解放されている。
学生時代からスマートフォンを使いこなし、SNSを駆使して横のつながりや「共感」を大切にする。

【ミレニアル世代】1980~90年代前半生まれ
2000年紀以降に社会に出る世代。
米国でマーケティング用語として使われていた言葉が日本にも入ってきたが、「ゆとり世代」とほぼ重なる。

【Z世代】1995~2010年生まれ
1995年~2010年頃までに生まれた世代。
マイクロソフトがWindows95を発売して以降、つまり、家庭にパソコンが本格的に普及しはじめてから生まれた、真の意味でのデジタルネイティブ。
ITリテラシーが高く、SNSを解しての情報収集、情報発信、人とのつながりを得意とする。

もともと米国では1960~70年代生まれを「X世代」、80年~90年代前半を「Y世代」と呼んでいた流れで、それに続く世代として「Z世代」と呼ばれるようになった。

※今回は以下の記事を参照させてもらい(図表もお借りし)ました。
参照元:https://www.nippon.com/ja/japan-data/h00535/

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