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公式LINE運用の悩み<後編>どうやって顧客化=販売するのか?

前回の記事<前編>では、
LINE公式アカウント集客に関するお悩み
・LINE公式アカウントへの友だち追加(登録)が少ない
・LINE公式アカウントへ友だちを集めるためにSNS投稿をしているが…
・LINE公式アカウント集客のためにFacebook広告を出しているが…
などへの解決策などをご紹介しました。

今回の記事<後編>は、
LINE公式アカウントの(集めた友だちに商品を買ってもらうまでの)運用に関するお悩み
・LINE公式アカウントの友だちが商品を買ってくれない
ブロック率が高くなる傾向を感じている
・代理店に公式LINE構築を依頼した(したい)が費用対効果が悪すぎる
・公式LINEの機能を自社では使いこなせていない
といったお悩みへの解決策をご紹介していきます。

ご自身で取り組めそうなモノがあったら、
取り入れてみてください。

今回は、
あなたが運用するLINE公式アカウントに
友だちになってくれたネットユーザー=見込み客を
どうやって商品やサービスの購入者=顧客になってもらうか、
という部分のお話ですね。

その前に、
LINE公式アカウント運用における勘違いについて
お話しておきます。

特に代理店を使って、
公式LINEを構築なさった事業者さんが陥りがちな罠があります。

何十万円、あるいは百万単位のお金を払って、
自社の公式LINEを構築されていると思いますが、
代理店などから「自動化」という言葉を耳にされていると思います。

「自動化」と聞くと、
我々事業者は、「自動的に売上があがる」ことを想像し期待しますが、
代理店の言っている「自動化」はそうではありません。
1.ネットユーザーが公式LINEに登録してくれた時に「自動的に」対応してくれる
2.あらかじめ設定された情報コンテンツを決まったタイミングで「自動的に」配信してくれる
3.登録してくれている友だちが、何らかのアクションをしたときに「自動的に」対応してくれる
というものであり、
これらの大半は売り上げにつながることは少なく
また、ネットユーザーが自発的に事業者が期待しているアクションを取ってくれることもまずありません。

代理店によるLINE構築は、
ひと昔前の事業者のホームページ制作を代理店に依頼しているのと
同じ構図ができあがっています。

「いまどき自社のホームページもない会社なんてありえないから!」と数百万円かけて製作を依頼するのと
「キャッシュレスや再来店促進などには公式LINEが当たり前だから!」と聞かされて、
何十万円、百万円単位の資金を投じて製作依頼しているのは同じ構図です。

同じ構図とは…
代理店は、あなたに指示された通り、あるいは期待されたレベルのデザインされた公式LINEを構築するのが仕事です。
決して、
公式LINEを使って、どんどん売り上げを上げていくことを仕事にはしていない。
ということです。
公式LINE構築は無料で行って、
そこからの売上発生に対して一定の割合を成功報酬で請負ってくれている代理店以外は、
全て「公式LINEをひと通り完成させて納品する」ことが仕事になっているということです。

これでは、
どれだけ綺麗なデザインで、
どれだけ機能的にステップ配信やBotが組まれていても、
実際に期待する売上は上がらないでしょう。
残念ながら…

この背景をご理解いただいたうえで、
もう1点、強く認識しておく必要があることがあります。

それは…
ネットユーザーは行動を促さないと決して動いてくれない!
ということです。

良い商品なのに、
なかなか売れないのは、
興味のある人に見てもらう営業活動をしないといけませんし、
見てもらったら購入を促さないと
今の時代、誰も買ってくれません。

特に、
リアルやネットでも過去に、
商品を店頭に並べたり、ホームページに掲載していただけで、
商品が売れた経験がある事業者さんほど、
この「行動を促さないと動いてくれない」ことの認識が欠如しています。
ガラケーからスマホへ、4Gから5G、単純なBotから高度なAIへ、
この変化が激しい時代に、
過去の栄光を忘れられないのは危険極まりない行為です。

ここまでをまとめると、
1.公式LINEの製作・運営を外注している場合に、売上を期待するのはそもそも難しい。
2.ネットユーザーが勝手に商品購入をしてくれることは難しい。
ということです。

この前提に立って、
これからの公式LINEをどう使えば、
売上につながるのかを(やっと)お話しますね。

前回も、
「人は感情で動く」
「お得感が人を動かす」
という話題を持ち出しました。

集めた公式LINEの友だちにも、
この人間の心理特性をフル活用させてもらいます。

人は消費者の立場だと、
まず聞いたことのない事業者、
あまり知らない事業者と関わる際には、
警戒しますよね。怪しいのではと勘繰りますよね。

その見込み客の抵抗値を引き下げて、
あなたから商品を買っても大丈夫かも!?
と感じてもらうにはどうすればいいのでしょうか?

実は、
あなたとの接触回数を増やすこと
なのです。

リアルでもそうですよね。
お店がどこにあるか調べて、
何度かお店に行って、
商品を実際に見て、
わからないことは店員さんに聞いたりして、
最終的に商品を購入しませんか?

同じことをネット上で体験できないと
あなたから購入して大丈夫かも!?
とはならない訳です。

その一つのツールが公式LINEなのですが、
公式LINEは上手く使えば、
リアルでの“お店”のような存在になってくれる
非常に効果的なツールです。

では、
LINE公式アカウントを活用して
その登録者(友だち)と接触回数を増やすとは、
どうすることでしょうか?

ブログやYou-Tubeにアップした情報を、
メッセージ配信でお知らせすることです。

ここで、
通知を伴うメッセージ配信を増やせば、
ブロックされてしまって、
せっかくの登録者(友だち)=見込み客を失ってしまう!
と懸念される人もおられるでしょう。

おっしゃる通り、
一部にはブロックをする人が増えるでしょう。
あるいは通知を外されて、
メッセージ配信にリアルタイムでは気付いてもらえなくなることでしょう。

それでも、
情報提供はし続けましょう!
ブロックや通知オフにされないような有益な情報を送りましょう!

だって、
情報を発信し続けること!
見込み客との接触回数を増やすこと!
これ以外に自社の売上を増やす方法は存在しないからです。

ここで勘違いしないでください。
セール情報を高頻度で送れ!とは、
ひと言も言っておりません。

むしろ、
セールス目的の情報配信をすればするほど、
ブロック率が飛躍的に跳ねあがってしまいます!

見込み客が欲しているもとを届けましょう!
セール情報は、
どんなに多くても、
情報提供「2」:セールス「1」が限度でしょう。
情報提供の量はもっと増やすことのほうが望ましいです。
セールスの頻度は少ないほど効果的です。

情報提供の最後に、
セミナーの案内やお試し企画の案内などをお伝えするのはOKですし、
ブログや動画でもCTAの設置やLPへの案内は掲載OKです。

大切なのは、
売り込みではなく、
見込み客が求めるレベルの情報提供を定期的な頻度で行い続けることです。

この方法をお知らせすると、
「LINE公式アカウントのスタンダードプランにしないといけないので負担コストが増える」
とか、
「追加メッセージ課金が発生して、恐ろしい請求金額が来てしまう」
と懸念される事業者さんもおられるかもしれません。

それを回避する裏技があります。
LINE公式アカウント海外(タイ)版を使うという裏技です。

まず、負担コストが、
日本版と比べてタイ版は、
月額利用料が半額以下、追加メッセージ課金に至っては95%も割安になります。
※スタンダードプラン(日本)とプロプラン(タイ)で比較

しかも、
タイ版でもLステップなどの外部配信スタンドとのAPI接続ができ、
問題なく動いています。
同じLINEプラットフォーム上なので当然ですが。

注意点は3つ。
①日本版を途中でタイ版に切り替えることはできません。
従って、最初からタイ版を使って集客しないと意味がありません。
②「認証済み」にはなれません。
「認証済み」アカウントを使用したい場合は、日本版との併用をお薦めします。
③粗悪品にご注意ください。

LINE公式アカウント海外(タイ)版についての記事はこちら↓

【2023年8月最新版】LINE公式アカウント海外(タイ)版と日本版の違いは?タイ版のメリットとデメリットを解説!

いかがでしたでしょうか?

<前編> <後編>に渡って、
LINE公式アカウントでの集客や運用について、
弊社がコンサルティング時に最もお聞きする“お悩み”とその解決策をお話してみました。

最終的な結論としては、
集客にしても、運用にしても、
どちらも地道にターゲット層の役に立つ情報を発信し続けるしかない!
という“急がばまわれ”的な回答になりました。

一部の事業者さんには、
「バズる」など劇的な見込み客増や売上増を過度に期待してしまう傾向も見受けられます。

テレビ取材された直後、鬼忙しくなる飲食店を想像してみてください。
これがいわゆる「バズった」あとに起こることです。
ただし一過性である傾向が顕著で、
1~2ヶ月もすれば、元のヒマなお店に戻ってしまっているお店がほとんどです。
これでは意味がありません。

ダイエットでも結局は、
消費カロリー以下の摂取カロリーにコントロールする地味な取組の継続しか、
成功の秘訣はないのと同じです。

「バズり」を宝くじ当選の如く期待するのではなく、
地に足の着いた、
地道で泥臭い情報発信の積み重ねを強くおススメします。

やっぱりそうやな!
と確信していただき、
コツコツ一歩一歩、日々のマーケティングに取り組んで行きましょう!

最後まで根気強くお読みくださり、ありがとうございました。

変に煽った謳い文句で集客するのではなく、
当たり前のことを適切な表現でお伝えできる事業者を目指しています。

よろしければ今後ともどうぞよろしくお願いします。

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