これまで規制が緩かったアフィリエイト業界に激震が走っている!
消費者庁は、
ここ数年のアフィリエイトを使った販売手法の市場規模が拡大している中で、
リアルでは景表法や薬事法に抵触することが、
堂々と蔓延していることを受けて規制に乗り出したのだ。
<関連記事>
アフィリエイト、広告主の責任重く 消費者庁が追及 (2018.9.30日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35777700W8A920C1TCJ000/
上記記事をご覧いただいただろうか?
この記事を読んで、
「ふぅ~ん、広告主が規制されるんだね。
自分達が直接規制されないなら、まだまだ大丈夫でしょ!」
と直感的に感じたアフィリエイターの方は、
業界を去った方がいいです。
消費者庁からの広告主への規制は、
即座に広告主からアフィリエイターへの制約に直結しています。
最悪、広告主はアフィリエイターを使うことを辞めかねません。
先日も消費者庁の指摘を受けて
LINE社が過大広告もしくは詐欺まがいと思われるLINE@(ビジネス用LINE)を
一方的に一斉にアカウント削除する事件がありましたね。
歴史は繰り返される…
過去に類似の例を見ることができます。
しかも直近で!
それは2016年に起こりました。
それまで保険業界は、
アフィリエイターが保険相談者を集めて、
FPや保険募集人に見込み客個人情報を売買するビジネスが流行っていました。
個人情報1件が4万円前後で取引され、
アフィリエイターにも紹介1件1万円以上が手に入ったことから、
「金融系アフィリエイトは儲かる」と広がりを見せていました。
そこでは、
保険や保険業法の知識が全くもしくはほぼ無い広告主およびアフィリエイターや
わかっているが規制されないとの確信犯広告主・アフィリエイターが、
リアルの保険勧誘や保険営業では禁止されている行為を
平気で繰り返していました。
代表的なのは保険相談者へのキャッシュバックです。
生命保険協会自主規制では、1顧客に500円程度まで、しかも換金性が高いものは禁止というガイドラインが設けられています。
一方、アフィリエイターや広告主は、
保険相談者にも1万円前後のキャッシュバックを行っていました。
また、
本来保険についての広告をする際は、
所属保険会社(つまり保険業界の人しか広告できない)の承認を得て、
広告を「募集文書」として登録しなければならないものを、
広告主もアフィリエイターも自由に「保険」と謳って広告宣伝を繰り返していました。
結果どうなったか、
今では保険に関する無登録広告やアフィリエイターを使用したもの自体が保険業界側で禁止となり、
広告主もアフィリエイターも締め出された結果となりました。
正直、私の個人的には、
「儲かるからって、やりすぎなんですよ!」
って思ってしまいます。
リアルでダメなものを、
ネットなら罷り通る!?
これだからインターネットが疑われるのも仕方ありません。
ですが、
アフィリエイターの多くはそうではありません。
紹介する商品を自分で使ってみて、
レビューを動画や記事にして、
1件紹介しても数円~数百円のアフィリエイト報酬で、
一生懸命自身のサイトへの集客をしています。
一部のやりすぎ広告主・やりすぎアフィリエイターのおかげで、
またしてもコツコツ堅実な真面目アフィリエイターが煽りを受けます。
残念です。
私も含めて、
真面目なアフィリエイターは、
アフィリエイトにおいても複数の収益源を持つ必要がありますね。
例えば、美容系が得意な方は、
ついつい得意分野での集客・収益化だけに奔走してしまいがちですが、
自身の得意分野以外にも自分が興味が持てる分野を育てましょう。
さらに、
アフィリエイト以外にも、
物販やМLМなど異なった収入源を持つことも
早期に動き出したほうがいいですね。
もっと欲を言えば、
例え収益率は低くても
リアルビジネスにも
収入源を確保すべきだと私は考えます。
「副業!」
なとどと聞くと簡単なイメージが先行しますが、
実際は、
「集客」と「販売」を地道にし続けて仕組み化することしかないように思います。