「Rabbit LINE Pay」の本人確認が求められる件

今回はマニアックな記事ですが、LINE関連媒体を運用する方が身につけておくべき基礎知識をおさらいしています。

 

 

先日このような質問をいただいておりました。

*************************************************

今タイ版を使っているのですが、
ただタイの公式アカウントからこのようなメッセージが来たのですが
タイ版は大丈夫なのんでしょうか?

「お持ちのRabbit LINE Payユーザーは、本人確認を行ってください。
本人確認を行わない場合RabbitLINEPayアカウントはご利用いただけません。」

このようにRabbitLINEPayが使えなくなると既存のアカウントも使えなくなるのでしょうか?

*************************************************

当方が直接お答えすべき内容ではありませんが、
同じような混同をなさっている方もおられるかもしれませんので、
あえて記事にして回答させていただきます。

「タイ版」とありますが、
これは恐らく(個人)LINEのタイ版をご使用なのだと思われます。

個人で使う「LINE」
ビジネスで使う「LINE公式アカウント」
この両者を混同なさっている方、
実はめちゃくちゃ多いです。

「タイ版」や「日本版」などとよく書きますが、
これは正式には「所属国」と呼ばれるもので、
「LINE」でも「LINE公式アカウント」でも、
そのアカウントが作成された時点の「国」を言います。

つまり、
日本のインターネット環境で作成された
「LINE」も「LINE公式アカウント」も「日本版」ですし、

タイのインターネット環境で作成された
「LINE」も「LINE公式アカウント」は「タイ版」ということになります。

これら「所属国」によって、
アカウント利用上の根拠法律や金融システムが異なります。

ご質問者さんの回答をさせていただくに際し、

「LINE」の日本版
「LINE」のタイ版

「LINE公式アカウント」の日本版
「LINE公式アカウント」のタイ版

日本の「LINE Pay」
タイの「Rabbit LINE Pay」

がそれぞれ存在することを認識してください。

加えて、
日本の「LINE Pay」
タイの「Rabbit LINE Pay」について補足を少々。

●日本の「LINE Pay」は、(全てではないようですが)
タイの「Rabbit LINE Pay」環境でも使用できるようです。

●タイの「Rabbit LINE Pay」は、
日本の「LINE Pay」環境では使用できません。

これは日本の「LINE Pay」と異なり、
タイの「Rabbit LINE Pay」はLINE社とBTS社の提携事業であり、
日本の「LINE Pay」はLINE社単独のシステムで、
BTS社には提携関係がなく、
タイのシステムから日本環境への乗り入れができないためです。

また、
これら決済システムの継続利用には、
日本の「LINE Pay」でも、
タイの「Rabbit LINE Pay」でも
本人確認が必須であり、
「所属国」に「居住」していることが前提となります。

つまり、
タイの「Rabbit LINE Pay」を日本人が使おうとすると、
まずタイ国内環境でないと「Rabbit LINE Pay」は使えません。
「Rabbit LINE Pay」の継続使用には、必ず本人確認が求められますが、
タイ国内の住所が必要です。
本人確認プロセス操作時に住所入力欄があり、必須入力です。
この本人確認プロセスに添付する本人確認証明書は日本のパスポートでも(今のところ)受理されているようです。

ちなみに、
「Rabbit LINE Pay」は個人LINEに紐づいており、
操作もLINEから行います。

「公式アカウント」も決済システムも、
個人LINEに紐づいて管理されていますが、
この3つ「LINE」「LINE公式アカウント」「決済システム」は
相互干渉は原則していません。

つまり、
「決済システム」の本人確認認証をしなければ、
「LINEPay」や「Rabbit LINE Pay」といった「決済システム」が利用できないだけで、
「LINE」や「LINE公式アカウント」が使えなくなることはありません。

この3つを混同なさっている方がおられましたら、
これを機会にそれぞれ別けて認識できるようになられることをおススメします。

余談ですが、
これら3つが相互干渉しないからこそ、
個人「LINE」の日本版を管理者として、
タイ版の「LINE公式アカウント」を運用できるわけです。
つまり、
タイ版「LINE公式アカウント」の有料プラン加入も日本のクレジットカードでできるわけです。

これも混同されている方が多いですが、
「LINE公式アカウント」のタイ版(弊社呼称は“タイ王国版”)を運用するのに、
わざわざタイ版の個人LINEを用意する必要は一切ありません。

最後になりました、
ご質問者さんに回答させていただきます。

*************************************************

今タイ版を使っているのですが、
ただタイの公式アカウントからこのようなメッセージが来たのですが
タイ版は大丈夫なのんでしょうか?

→ 今のところ、大丈夫です。

「お持ちのRabbit LINE Payユーザーは、本人確認を行ってください。
本人確認を行わない場合RabbitLINEPayアカウントはご利用いただけません。」

このようにRabbitLINEPayが使えなくなると既存のアカウントも使えなくなるのでしょうか?

→ タイ国内環境での「Rabbit LINE Pay」が使えないというだけで、
既存アカウントは影響ありません。

*************************************************

皆様のLINEマーケティングの益々のご盛況を願っております。

LINE公式アカウント(タイ王国版)のお買い求めはこちら

 

LINE公式アカウント(タイ王国版)の情報収集をするなら、
公式LINE「Overseas acct. SG(海外アカウント研究会)」を友だち追加しましょう!
https://lin.ee/BaoaX3W

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ビジネスの基礎体力づくりを“たった90日”で!

裏技やノウハウ、ITハックも興味をそそられるけど、
基礎がない、もしくは弱いビジネスの上には、どんな高機能なツールやスキルを乗せても、結局なが続きしないと感じたことはありませんか?

変化が激しく、そして速い時代だからこそ、柔軟に適応できる生存者になるには、ビジネスも基礎体力がとても大切です。

10分だけ時間をとって、以下の「詳しくはこちら」から詳細を確認してみる価値はあると思います。