集客の観点で見るTwitter vs Threads
イーロンマスクに振り回されるTwitterですが、
皆様は集客目的でTwitterは使っておられますか?
弊社では、
集客を目的に自動化ツールも使用してTwitterを使っています。
じつに新規顧客の9割がTwitterからという依存度です(汗)
その稼ぎ頭のTwitterアカウントのひとつが凍結されてしますという事件が最近ありました(泣)
登録電話番号を抜いた隙に永久凍結…
また一から作って育てます(笑)
閲覧制限や“垢バン祭り”、API凍結など、
どんどん使いにくくなってきている感じのTwitterに対して、
Twitterを出し抜く気満々のザッカーバーグが、
リリースを前倒しにしてまで投入してきたテキスト型SNSのThreads。
Threadsでアカウント作ってみられた方も多いのではないでしょうか?
まだまだわからないことも多いThreadsですが、
現時点で判明している機能性などをTwitterと比較して、
私たちマーケターの観点で分析してみたいと思います。
ご参考になれば幸いです。
いつものように先に結論です。
ThreadsはTwitterの代わりにはまだまだなれない…
①検索機能が未熟すぎる
現時点ででのThreadsで検索できる対象は、アカウントだけです。
ハッシュタグすら機能しません。
あなたの扱い商品が、商品名で検索されるなら、アカウント名を商品名にすればいいですが、
そうでない限りは、潜在見込み客に自然検索されることは絶対にありません。
検索といえば“ググる”イメージが強いかもしれませんが、
Twitterで検索する人が全体では約3割もいます。
Twitterユーザーが気になることを検索し、
その検索結果にアカウントだけでなく、
ツイートも表示されるからこそ、多くの情報を得られるメリットをユーザーが感じています。
マーケターからすると興味関心につながるキーワードをちりばめて、
アカウント情報もツイートも運用すれば、
自社の提供したい価値観に反応してくれるユーザーを集められるのです。
だからこそ、
「バズる必要はない」「濃い見込み客が集まってくる」のが
Twitterなのです。
更に、
こちらが潜在見込み客をターゲティングする場合にも、
Twitterではハッシュタグはもちろん有効ですし、
様々な高度なコマンド検索もできます。
マーケター側が誰にアプローチするのかを選定できる神ツールがTwitterなのです。
検索機能が優秀だからこそ。
②匿名性・気軽さに欠ける
ThreadsがInstgramベースのシステムであることはご存じの方も多いと思います。
FacebookとInstgramがそうであるように、
ThreadsとInstgramも相関性・相乗効果を狙う運用が組み込まれていることは容易に想像できます。
これはマーケティングの視点では、
はっきりいってジャマです。
Twitterユーザーは、
本名とは無縁の匿名性を気に入っていますし
だからこそ、
少しでも興味関心が持てるアカウントなら絡んできてくれますし、
こちらからの絡みも他のSNSほど敬遠されません。
※絡むとは、いいねやフォロー、返信などのことです。
③分散型SNSは集客観点からは必要ない
他の記事を拝見していると、
「Twitterが中央集権型SNSであるのに対して、
Threadsは分散型SNSだから将来性がある」というものがチラホラ見られます。
これは集客の観点からすると全くどうでもいい話です。
むしろ分散型といいながら②のような他SNSの関係性を引きずるくらいなら無用の長物です。
ここまでマーケティングの視点でTreadsを否定してきましたが、
それでもThreadsを集客に利用できる余地はあるでしょうか?
少なくとも1つはあります。
Threadsを使い始めた人は、
「新しいモノ好き」な特性があると言えます。
まだまだ検索機能が未熟で、
情報の蓄積もほとんどない。
それでもThreadsを始めようという人は、
イノベーター理論でいうところの「イノベーター」や「アーリーアダプター」に該当します。
これは、
あまり認知されていないブランドや商品にも興味関心を持ってくれる層です。
このことを利用すると、
Treadsにおいても集客活動を開始する価値はあると思います。
まとめ。
集客目的にSNSを使うなら、まだまだTwitterで大丈夫です。
イーロンマスクに振り回されるのは少々困りますが、
その話題性でTwitterが常に注目されていることも喜びましょう(笑)
つまり、
現時点においては、
Twitterを入り口に新規集客をして、
LINE公式アカウント海外(タイ)版に誘導する。
当面この流れが最強でありつづける様相です。