何が起こってる!? 大量発生!! アカウント利用制限!
4月に入って、
LIN公式アカウントの「利用制限」いわゆるアカウント削除の報告をたくさんいただきます。
当方では、
日本版以外である韓国版で「利用制限」を受けた事例は前回ご報告しました。
いったい何が起こっているのでしょうか?
LINE関係者へのヒアリングを元に、
今、起こっている危機について解説してみます。
結論 : 元の規制体制に戻っただけ!?
LINE社では、
昨年1年間は、
「LINE@」から「LINE公式アカウント」への移行という大きなイベントがあり、
周知活動や不具合対応などに力を注いていました。
その移行が、
海外版も含めて4月初旬に完了しました。
それまで移行に割いていた人員を、
元の配置に戻した。
なので、
アカウント監視にも必要十分な人員を用意できた。
とのことです。
特に、
移行対応を優先し、
約1年近くもアカウント監視を緩めざるを得なかったので、
この4月は尚更アカウント監視に注力している、
という状況だとのことでした。
ここ1年近く、
自由に活動できていたLINE@・LINE公式アカウントユーザーは、
急にアカウント削除「機能制限」されたと感じていますが、
実際は、上記のような背景があったのですね…
注目すべきは、
恐れていたIPアドレスを監視することをLINE社が始めた(ユーザーにわかるようにした)ことと、
海外アカウントでもアカウント削除「機能制限」されていることです。
※ただし、今のところ海外版でアカウント削除「機能制限」を受けた報告は、当方の韓国版以外には聞いておりません。
LINEのPCアプリの更新後、
ログイン時にIPアドレスと場所がログイン通知に記されるようになりました。
これはLINE社がIPアドレスと位置情報を「見てるぞ!」と公言しているのです。
<PCでのログイン時表示の一部>
<PCでのログイン通知>
以前より、
IPアドレス規制の可能性と危険性を唱え続けてきたものの、
現実になるのは悲しいです。
当方ではかねてより、
IPアドレス規制の可能性・危険性を踏まえて、
海外現地でのアカウント作成をしてきました。
この方法は今は生きていますが、
これからいつまでも大丈夫という保証はどこにもありません。
今後も海外アカウントをご使用になられる場合は、
(というか費用面を考えれば使わざるを得ないと思われますが)
くれぐれも自己責任でなさってくださいませ。
また、
LINE社は偽アカウントや複数アカウントの保有・使用を制限するため、
従来あった「Facebookでのログイン」が廃止されました。
なので、新規にLINEアカウントを作る場合、
必ず電話番号登録が必要になり、
その電話番号とIPアドレスで国情報も識別する厳密な取扱になったわけです。
この「Facebookでログイン」廃止前に作成ていたLINEアカウントについては、
今のところは、そのまま「Facebookでログイン」が可能です。
この結果、
LINE公式アカウントの海外版を、
日本に居ながら、一から作ることができなくなりました。
(注)既にLINE海外アカウントを持っている場合は、その国のLINE公式アカウントは作れます。
当方は、
(わざわざ韓国版をアカウント削除されたくらいですので)
今後はLIN公式アカウントでの販売や納品は自粛させていただきます。
メールにてのご購入および納品となります。
追伸
「機能制限」を受けたアカウントは削除されていないのはどうしてですか?
との質問をいただきます。
まず、LINE公式アカウントは全て「アカウントを削除」しても、
使えない状態のままアカウントリストには3ヶ月残ったままです。
なので、
「機能制限」とはアカウント削除ではなく、
しばらくしたら使えるようになるんじゃないか?
と期待なさる方がおられます。
残念ながら、
アカウントは削除されており、
復旧することは二度とありません。
さらに不幸なことに、
アカウントは削除されているのに、
当月の残りの期間の月額料金が返金されることもありません。
この辺は、
プラットフォーマーの横暴だと個人的には感じます。
アカウントの完全削除の3ヶ月後まで、
月額費用を請求されるようなことはあるかどうかわかりませんが、
私は支払登録しているクレジットカード情報を削除しておきました。