ほとんどの方が少なくともひとつは利用するであろう
LINE公式アカウント(日本版)と、
VS
現在選択可能な最もコストパフォーマンスに優れる
LINE公式アカウント(某国版)との
損益分岐点を見極めることで、
あなたのビジネスにはどちらを選ぶべきかの
判断材料にしていただけると幸いです。
今回の損益分岐点は、
「いったい何通以上のメッセージ送信なら、
LINE公式アカウント(某国版)にメリットがあるのか?」
を検証してみます。
まず、日本アカウントのおさらいです。
日本アカウントの最上位プランは「スタンダート」です。
こちらはLINE公式アカウントの全ての機能が使え、
費用面では、
月額が15,000円、
この月額費用に含まれる無料メッセージ送信数は45,000通です。
つまり45,001通目からメッセージ1通あたり3円の従量課金となります。
これに対して、
今回比較するのは、
当方が個人輸入代行で販売している並行輸入品の
LINE公式アカウント(某国版)です。
某国として、
国名公表を控えておりますが、
某国首都がある都市に事務所を設け、人員を配置して、
ご注文の都度、某国現地にて新規アカウントの作成をしております。
※米ドル表記だと直感的に検討しにくいので、
今回は1米ドル=110円として、
概算値を算出し、比較します。
上記画像のように、
LINE公式アカウント(某国版)にも2プランあります。
月額費用に含まれる無料メッセージ送信数は
日本アカウントとは異なるので注意ですね。
さて、
LINE公式アカウント(某国版)で、
割安な方のプランだと、
月額36.03米ドル≒4,000円
月額費用に含まれる無料メッセージ送信数は15,000通です。
つまり15,001通目からはメッセージ1通あたり0.0024米ドル≒0.3円の従量課金となります。
日本アカウントのスタンダートプラン15,000円に達するには…
(15,000円-4,000円)÷0.3円+15,000通=51,700通
のメッセージ送信で同じ料金となります。
次に、
LINE公式アカウント(某国版)で、
最上位プランだと、
月額45.05米ドル≒5,000円
月額費用に含まれる無料メッセージ送信数は35,000通(45,000通ではありません)です。
つまり35,001通目からはメッセージ1通あたり0.0012米ドル≒0.13円の従量課金となります。
同様に、
日本アカウントのスタンダートプラン15,000円に達するには…
(15,000円-5,000円)÷0.13円+35,000通=111,900通
日本アカウントなら 45,000通送れるところ、
某国アカウントなら111,900通送れるということです。
ちなみに、
同じ通数(111,900通)を日本アカウントで送ってしまったら、
15,000円+3円×(111,900通-45,000通)=215,700円です。
某国アカウントなら、これがたったの15,000円です。
上記試算を踏まえると、
LINE公式アカウント(某国版)では、
最上位プランを選んだ方がよりコストパフォーマンスに優れることが
改めて立証されましたが、
やはり日本アカウントは、
各プランの無料メッセージ送信数を超える運用をすると
相当な支払を覚悟する必要がでてきます。
ライトプランで、月15,000通です。
スタンダートプランで、月45,000通です。
最後に誤解のないように、
「1通」の定義を確認しておきます。
これもLINE公式アカウントの規約ガイドラインに明記されていますので、
裏を取りたい方はご確認ください。
「1通」とは、
「1度に3吹き出し」までを送ることができ、
何人の友だち送れたのかの積算となります。
つまり、
1度に3吹き出しのメッセージを作成し、
それを有効友だち数1000人に送れば、
1×1000人=1000通とカウントされます。
私たちLINE@やLINE公式アカウント利用者の「1通」の感覚ではなく、
友だち側に届いた数=「×有効友だち数」となるため、
アカウントによっては、いとも簡単に45,000通を超えてしまうことになります。
表題を「損益分岐点」としていましたが、
コスト面では常に
LINE公式アカウント(某国版)が上回ってしまうのが判明しただけで、
「ここまでなら日本アカウントがお得」という事実は出てきませんでした。
あえて言うなら、
月額費用に含まれる無料メッセージ送信数の範囲内で運用可能なら、
日本アカウントでいいんじゃないですか?
と言える程度です。
ですが、
これは「LINE公式アカウントに集客してきた友だちにメッセージ送信でビジネスをする」という手法でOKという方向けであることをお忘れなく。
気になる方は、以下の記事をご覧になっておかれることをおススメします。