6月12日(金)21時頃~
LINE公式アカウント(某国=タイ王国版)の大量アカウント削除
が行われた模様です。
大量アカウント削除から36時間が経過し、
当方で把握できている情報のご提供いたします。
アカウント削除されたのは?
結論から申しますと…
LINE公式アカウント(タイ王国版)の有料プラン利用アカウントで、
かつ、
メッセージ配信数が極端に多いアカウントが
削除対象となったようです。
では、
詳しくみていきましょう。
LINE公式アカウント(タイ王国版)のうち、
有料プランを使用なさっているアカウントが対象となっているようです。
かといって、
有料プラン利用アカウントの全てが削除されている訳ではないようです。
(当方のアカウントも削除されておりません。)
有料プランは2つ存在しますが、
どちらのプランかだけが対象となっている訳ではなく、
どちらも対象とされたようです。
では、
友だち数では傾向が見えるかというと、
そうでもありません。
友だち数5千人でもアカウント削除されたアカウントも見受けられる反面、
友だち数5万人でもアカウント削除されていないアカウントもあるようです。
そうなると、
メッセージ配信数に傾向が見いだせるかと言うと、
確かに配信数が多いアカウントが削除対象となった様子があります。
現時点で当方で確認できている範囲では、
メッセージ配信数において、
無料メッセージの範囲内で運用なさっているアカウントの削除報告は
今のところ受けておりません。
今回、
当方に寄せられている削除報告では、
メッセージで、
従量課金、つまり「追加メッセージ」を使用なさっておられ、
削除された12日時点で、無料+有料あわせて
5万通程度以上を配信しているアカウントで
削除対象になったアカウントが多くみられるようですね。
しかし、これにも例外が見られ、
メッセージ配信数が5万通を超えているアカウントでも、
削除されずに現存しているアカウントもあるようです。
となると、
最後に考えられるのは、
“アカウント運営内容”が影響している可能性です。
まず、
日本語アカウントがターゲットになっているのかというと、
必ずしもそうではないようです。
日本語アカウントで5万通以上の配信を12日時点でしているのもかかわらず、
削除されていないアカウントがあるようですので、
有料プラン利用で日本語アカウントが一斉削除されているとは言い切れません。
また、
ご提供いただいている情報では、
削除可能性が高い
「有料プラン利用の日本語アカウントで、12日時点で5万通程度以上のメッセージ配信をしているLINE公式アカウント(タイ王国版)」
であっても、
ポイントサイトは削除されているアカウントが確認できていますが、
ニュースサイトに削除されていないアカウントが確認できています。
これらを踏まえると「スパム認定」が大きく関わっている可能性があります。
これについては後ほど開設します。
今後のLINE公式アカウント(タイ王国版)は?
・大量アカウント削除が継続して行わるのか?
・どういう運用内容なら削除が回避できる可能性があるのか?
これについて考えていきます。
まず第一に、
「日本アカウントで削除されるような運用内容をなさっているかどうか」
をご確認ください。
今後は、海外アカウントだから、
禁止事項に該当する運用内容でも、スルーされることはないと考えるべきです。
LINE公式アカウント 利用規約
https://terms2.line.me/official_account_terms_jp?lang=ja&country=JP
また、うっかりLINEのロゴを無断使用していたり、
他社ロゴの勝手使用をしていても削除対象となりますのでご注意ください。
第二に、
メッセージ配信数に気を配る必要があります。
何十万通ものメッセージ配信ははっきりいって「目立ちます!」
ある意味LINE側に「どうぞ見つけてください!」と言っているような状態です。
これに対しては、
アカウントを分散するなどして1アカウントのメッセージ配信数を下げる方策をとられることをお薦めします。
LINE公式アカウントにはグループ機能があるので、
1アカウントに大量のメッセージ配信するのも、
分散アカウントに一斉配信するのも手間は変わりません。
ただし、
分散アカウントが、
コピーアカウントでは、これまた「目立ちます!」よね。
アカウント名やプロフ画像は最低でも異なるものにすべきでしょう。
第三に、
“スパム認定”を回避する工夫を考えてください。
大量集客して、大量にブロックされている。
大量集客して、大量に通報されている。
これらに思い当たるアカウント運営は、
今後継続してLINE公式アカウントを使い続けるのは難しいと思われます。
悪い意味で「目立ちます!」
同様に、
メッセージ配信に貼るURLに細心の注意を払ってください。
LINE側の利用規定では
「コンテンツにURLリンクを含める場合、お客様がアクセス状況を集計可能であることを利用者が認識できるURLに限定するか、または利用者がそのように認識するために必要な措置を行うこと」
を求めています。
これは、第三者のURLを貼ることはダメだと言っています。
つまり、アフィリエイトリンクはダメです。
短縮URLも怪しまれます。
アカウントやメッセージのURLをみて、自己所有・自己管理のものだと明示できていなければいけません。
なにせ、いったんLINE側に目を付けられて削除されたら、
いくら意義申し立ててもアカウント復活はありませんので。
これまで以上に慎重なアカウント運用が求められます。
これまでのご自身のやり方を変えることなく、
使える抜け道を探す思考しかお持ちでない場合は、
少なくともLINE公式アカウントの使用は向かなくなってきてしまっていると言えます。
LINE公式アカウントを今後も使うには、
LINE側(規制側)の意向を汲んで、
事業者が運営内容を適応させることが求められます。
LINEの規定・ガイドラインに違反せず、
なるべくLINE側に「目立たない」ような運用に注力なさるなら、
圧倒的なコストメリットのあるLINE公式アカウント(タイ王国版)は
今後も活用の選択肢になるのではないでしょうか?
より一層、自己責任にはなりますが…
※余談ですが、
「LINE公式アカウント(韓国版)」なら大丈夫か?
との質問もいただきました。
こちらは先月にすでに有料プラン利用アカウントの大量削除が行われています。
(この時、当方のアカウントも削除されました)
LINE公式アカウント(タイ王国版)となんら変わらないということです。
実際には、
当方が1年ほど前から提唱しております、
LINE公式アカウント(タイ王国版)の複数アカウントへの分散運用が、
アカウントの生存率を高める方法だと思われます。