LINE公式アカウント海外(タイ)版のご購入はこちら
日本版は2023年6月に、
タイ版は2023年8月にプラン内容および料金が改定されました。
これら改定を踏まえて、
日本版と比べてタイ版のメリット・デメリットがどう変わったのかを解説します。
メリット:タイ版は日本版より料金が安い(プランにより異なる)
2023年6月および8月に行われた改定によって、
従来はタイ版のどのプランでも優位性がありましたが、
改定後はタイ版プロ(有料上位)プランにはそのまま割安メリットが継続しますが、
それ以外のベーシック(有料下位)プランおよびフリープランでのメリットはなくなったと言えそうです。
タイ版プロプランは月額料金が安い
タイ版と日本版の月額料金を比べってみましょう。
有料上位プランでは改定前と変更はないため、
タイ版が月額6,000円に対して、
日本版は月額15,000円であり、
毎月9,000円のコスト削減効果がメリットとして確認できます。
では、
有料下位プランではどうでしょう。
タイバーツと日本円の為替の影響もありますが、
記事作成時点の為替レートだと、
タイ版と日本版はほとんど同じ、もしくはチョイ割高になっています。
タイ版プロプランは追加メッセージ料金が安い
次に、タイ版と日本版の追加メッセージ料金を比べってみましょう。
こちらはプラン料金に含まれるメッセージ数と追加メッセージ料金を合わせてみる必要があります。
有料上位プラン
タイ版プロプランと日本版スタンダードプランを比べると、
タイ版は基本メッセージ数が5,000通多いことに加えて、
追加料金プランは0.16円/通と日本版の3円/通よりかなり割安です。
つまり、
タイ版プロプランは日本版スタンダードに比べて、
月額の料金プランで9,000円/月安く、
メッセージ数は5,000通/月多いのに、
追加メッセージ料金は2.84円/通、つまり約95%も割安に設定されています。
ここがタイ版の最大のメリットとなります。
<例:1ヶ月で5万通のメッセージを送った場合>
タイ版プロプランだと、
6,000円 + 0.16円/通 × (50,000通 - 35,000通) = 8,400円
と1ヶ月当たりの運用コストが1万円以下に抑えられているのに対して、
日本版スタンダードプランだと、
15,000円 + 3円/通 × (50,000通 - 30,000通) = 75,000円
このように差額で1ヶ月で66,600円、実に9倍近いコスト負担の違いが生まれます。
更にメッセージ数が増えれば、
毎月のLINE社からの請求は圧倒的な差を生んでしまいます。
では、有料下位プランだとどうでしょう。
日本版は、メッセージ数5,000通を超えるには、月額料金が1万円高い有料上位プランに変更するしか方法はありません。
しかも、月初にアップグレードしようが、月末にアップグレードしようが、この1万円は請求されてしまいます。
なんだか複雑な気持ちになりますね。
一方、タイ版の有料下位プランは、
このベーシックプランにも追加メッセージ料金がまだ設定されています。
超過メッセージ料金も0.4円/通とかなり割安なので、
今月だけ少しメッセージ数が多くなりそうという時にでも柔軟に低コストで運用できるのは、メリットとして残る要素です。
念のため、無料プランも確認しておきますと、
日本版は200通/月に対して、
タイ版は500通/月です。
以前の1,000通まで無料ではなくなってしまいましたが、日本版よりはマシだと言えます。
タイ版は日本版よりも規制が緩いと言われている
LINE公式アカウント海外版は日本版よりも「規制が緩い」と言われています。
ここでいう規制とは、利用停止措置(=垢バン)のことを指します。
せっかくコストや手間をかけて友だちの数を1,000人、10,000人…と集めた頃に、突然利用停止措置(=垢バン)がなされるととても困ります。
それ以降のマネタイズの機会を完全に失ってしまいます。
国ごとに法律も規制にも違いがあり、日本版は特に厳しいようです。
もちろん、タイ版だから何をやっても規制を回避できるなどということはありません。
それどころか、最近ではタイ版でも規制が厳しくなっている傾向が見受けられます。
それでも利用停止(=垢バン)リスクを少しでも抑えたい運用者はタイ版を選んでいます。
あなたが利用停止(=垢バン)にご関心があれば、以下の記事もご参照ください。
注意点が2つあります。
①アカウントの作成環境(=作成業者)によって、むしろ海外版の利用停止(=垢バン)リスク)が高くなることが確認されています。
なぜ、海外アカウントなのに利用停止(=垢バン)リスクが高まってしまうのか?
それは海外版がLINE社推奨方法ではないものの、現実には作れるし問題なく使えることに起因しています。
そのためLINE社からみて簡単に「大量作成しているな」「大量販売しているな」とわかってしまうようなチープなアカウント作成および管理がされてしまうと、さすがにLINE社はそれらアカウントの利用停止(=垢バン)に動きますよ!というのが実状です。
残念ながら、(1アカウント数百円で販売されるなど)過度な価格競争下で極端な低コストで作成されているアカウントにこの状況が見受けられます。
②ご自身で作成することも可能で、最も低コストで海外版を入手できますが、①同様の環境下で作成せざるを得ないことになり、どうしても「安かろう悪かろう」に陥ってしまいます。
デメリット:タイ版はセグメント配信を最大限活用できない
このセグメントというのは、日本版なら日本在住者、タイ版ならタイ在住者の属性が使えます。
つまり、日本でタイ版を使うことはできますが、日本(在住)の友だちの属性は反映してくれません。
ということは、
タイ版で日本の友だちの「年齢」「性別」「地域」といったセグメントが反映されず、いわゆるセグメント配信でこれら項目を活用できないことがデメリットとしてあげられます。
具体的には、
一斉メッセージ配信やステップ配信などをするには影響はありませんが、
ターゲットを年齢や性別、地域で絞ってリーチしたい運用者には不向きだと言えます。
デメリット:「認証済みアカウント」にはなれない
タイ版は、いわば並行輸入自動車と似ています。
並行輸入車は正規輸入ディーラーの整備工場ではメンテナンスを断られることがよくあります。
タイ版は、タイ国内で使用するなら正規品であり、認証も取得できますが、
タイ版を、日本で運用するなら並行輸入品となり、認証取得はまず無理です。
つまり、
タイ版は「会社・事業者の所在国・地域」を日本にすると認証バッチの取得はあきらめざるを得ません。
だからといって「会社・事業者の所在国・地域」をタイのまま運用すると利用停止(=垢バン)されるリスクが高まります。
なので、認証云々にかかわらず、海外版を使う時は、「会社・事業者の所在国・地域」を必ず日本に設定しましょう。
こうすることで、海外版だが、法律と税制は日本のものが適応され、さらに安心してタイ版を使うことができます。
とはいえ、
「やっぱり認証済みアカウントが欲しい!」という方は、
弊社のように日本版で認証済みアカウントを取得し、
メッセージ配信用にタイ版を活用するような複数アカウントの運用をご検討なさることをおススメします。
デメリット:タイ版は配信上限が30万通まで
LINE公式アカウントでは1ヶ月のメッセージ配信数に上限が定められています。
日本版は1ヶ月1アカウント100万通、
タイ版は1ヶ月1アカウント30万通とされています。
タイ版で30万通以上を送れないので、必要に応じてタイ版で複数アカウントを運用する必要がでてきます。
グループ機能を使えば複数アカウントをまとめて運用できますが、どうしても1アカウントで運用したい方にはデメリットでしょう。
まとめ:タイ版はこんな人におすすめ
「有料上位版を使うような多くのメッセージ配信を必要とする人」
こちらは顕著に運用コストに差が出ます。
あるいは、
未だに規制が緩いと実感できるなら、
「少しでも利用停止(=垢バン)リスクを回避したい人」
このような人に向いていると言えます。
ちなみに、記事作成時点では、
Lステップなどの外部配信スタンドとのAPI連携は、
タイ版でも日本版でも同じようにできています。
ご参考になれば幸いです。
なお、
弊社では
「海外版だから」という理由で利用停止(=垢バン)されるリスクをほぼゼロに抑え込める環境下で作成したアカウントを販売しております。
業界初で垢バン補償もご用意しております。
ご関心をお持ちいただけましたら、一度ご購入ページをのぞいてみてください。